1日に効果的な歯磨きの回数

みなさんは、1日何回歯磨きをしますか?

朝と寝る前という1日2回という人が7割以上。
毎食後の歯磨きが理想ではありますが、難しい方も多いと思います。

朝はもちろんですが、就寝前が重要です。
就寝中に虫歯や歯周病は進行しますので、特に就寝前はしっかり歯磨きをすることをおすすめします。

歯磨きは回数よりも、磨き方が大切です。
1カ所を20回以上歯並びにあわせて磨いてください。
歯垢(プラーク)をしっかりと取り除くことが必要、歯垢(プラーク)を取り除いてむし歯や歯周病などにならないようにすることです。
歯垢(プラーク)とは生きた細菌のかたまりで、むし歯・歯周病などの原因となります。
乳白色で歯と同じような色をしており、舌で触るとザラザラした感触があれば、それは歯垢(プラーク)です。

歯垢(プラーク)は、水に溶けにくく粘着性があるため歯の表面に付着し、うがいでは取り除くことができません。
「歯と歯の間」
「歯と歯ぐき(歯肉)の境目」
「かみ合わせの面」
などがつきやすいところです。
ハブラシの毛先を届かせるように意識して歯磨きをしましょう。

飲食後は細菌が糖分を使って酸を作り出すため、歯の表面は酸性状態となり、カルシウムやリンなどのミネラルが溶け出してしまいます。
元の中性状態に戻るには40分ほどかかりますが、その間はミネラルが溶けやすい状態が続きます。
そのため、1日3回「食べたら歯磨き」の習慣をつけ、細菌と歯垢(プラーク)を取り除くことが大切です。

1日3回、しっかり丁寧に歯磨きする習慣をつけていきましょう。

歯ブラシの交換時期について

「歯ブラシっていつ交換するの?」

歯ブラシは1ヶ月位が交換の目安になります。
ブラシの裏側から見て、ヘッドから毛がはみ出していたら」替え時です。
1ヵ月位すると毛先のコシがなくなり毛先が外に向き磨いているときブラシの先端ではなく、側面が歯に当たることになり滑ってしまい汚れが十分に落とせません。
同じはブラシを1か月以上使用すると歯茎や歯を傷つけやすくなります。

新しい歯ブラシの毛先には弾力性がありますが、使用し続けることでこちらは徐々に失われていき、歯茎または歯に与えるブラッシングの圧が強くなってしまいます。
交換時期はブラッシングの効率のためにも1ヵ月位で交換して下さい。

1か月程度ならば水をよく切っておけば口内の細菌がブラシ内で繁殖することは少なくなっています。
しかし菌の繁殖が増え始めるのも1ヵ月位のタイミングであるため口内に菌を運ぶことになってしまいます。
古い歯ブラシから運ばれた細菌は口臭に繋がる可能性もあるため、注意しなければいけません。

ブラッシングの際は圧が強くなりすぎないよう、小刻みに動かすように磨くことを心掛けましょう。
また歯ブラシの洗い方、保管方法についても注意が必要です。
歯磨きが終わった後は、歯ブラシに菌や汚れが多く付着するため指でしっかり毛先部分を洗い流し、
しっかり水気を取り除き、風通しの良い場所で毛先を上向きにして立てて保管しましょう。

口呼吸の影響について

コロナ化の生活が長く続いています。

以前と大きく生活様式が変わったのは、マスクの常時仕様が挙げられます。
ある調査では、マスクの下では鼻呼吸が30%、口呼吸が60%という結果が出ています。

3つの口呼吸がよくないとされる理由

①乾燥
マスクの中は潤っていますが、鼻呼吸時よりも乾燥状態になっています。
また唾液が減り、口臭の原因になります。
唾液による抗菌洗浄作用が減るため、虫歯菌、歯周病が進むといわれています。

②無防備な状態
鼻は鼻毛が天然のマスクになっていますが、
口はダイレクトに菌やウィルスが喉に入ることになります。

③口周りの筋肉の衰え
口が空いた状態が続くと、楽な姿勢をとるために猫背になり、
結果として歯並びの悪化、皴たるみにつながります。
口呼吸は様々なマイナス要素があることが分かりますね!

口呼吸を改善する方法はあります!
それは「あいうべ体操」です。

1.口の形を大きく
あ(開ける)
い(横に開く)
う(すぼめる)
べ(舌を出す)
これを朝昼夕毎食後10回、
一日30回やることで口呼吸が改善するといわれています!

これからもマスク生活が続くと思います。
姿勢を正し、口を閉じて、鼻呼吸を心がけましょう!