食べる機能の発達は、いつから影響があるの?という疑問にお答えします!

実は、出産直後から機能の発達は始まっています。
人間は生まれた時から、お母さんの母乳を吸う原始反射があり、出産直後には哺乳がスムーズに行われます。
哺乳に必要な「吸う」この反射は、子どもの口唇がおっぱいにしっかりと密着し、哺乳のたびに繰り返される口唇の刺激で、徐々に消失していきます。
この反射がいつまでも残っていると、離乳食の時に口唇をうまく使うことができず、舌が前に出てきて、食べ物を押し出してしまうなどの口腔機能の発達不全を引き起こしてしまうのです。

お母さんが忙しい現代では、“ながら授乳”が増えています。
“ながら授乳”では、お子さんが正しい向き、正しい深さ、で乳首をくわえているのか確認が出来づらくなります。もし、乳首を浅くくわえているようであれば、必要な機能が獲得できていない可能性がでてきます。
上あごへ押し付けるようにしてお口の中を陰圧にし、母乳やミルクを吸うため、かなりの力で乳首が引っ張られます。この頃の発達で喉に送り込み、飲み込むというお口の基本の機能が身についているのです。
哺乳は栄養を獲ることだけが目的だけでななく、口腔機能の発達の為にも重要なのです。

GBTについて学びました!

当院で行っているGBTについて学びました!!
GBTは何が違うのか?
GBTでは、消毒剤や抗菌剤、研磨剤を使用せず、特殊なパウダーを機械を使って吹き付けてバイオフィルムを除去を行うため、歯にとって優しい治療法です。GBTは「バイオフィルム」に着目しておりバイオフィルムを優先的に除去ができ、吹き付ける際、歯肉や歯にダメージを与えないため、体にも優しく、痛みもほとんどありません。また、特殊な症例を除き外科手術も基本行わないため、全ての患者様に対して安全で確実な歯周病治療が可能となります。
矯正治療中の方、入れ歯をしている方、審美歯科治療をしている方、インプラントが入っている方等様々な治療ケースにも対応でき、お子さんの虫歯予防にも効果的です。

よく噛むことで得られる効果

30回よく噛んで食べましょう!!って言いますよね。
さて、どうやって噛むことが「よく噛む、しっかり噛む」ことなのでしょうか?
今からご説明します 是非一緒にやってみましょう。

こめかみの部分に手のひらをあて、口を閉じます。 
奥歯を使ってしっかり噛んでみてください。
手のひらで顔の筋肉の動きを感じられればよく噛めている状態ということになります。
「よく噛む=筋肉の動きがあること」ですね!
次に、噛むことで得られる効果 3つ、お伝えします!

1 顎が正常に発達し、食べる機能がしっかりと発達すれば、口腔の形態が変わります。歯が綺麗に並ぶスペースが確保され、歯列や咬合の改善、滑舌・発音の改善につながります。

2 お口や顔の筋肉が鍛えられ、表情筋も豊かになります。顎の筋肉が発達すると、首や背中などの全身の筋肉も一緒に動く為、身体のバランスが良くなり運動能力もアップします。

3 よく噛むことで、唾液の分泌が増えます。唾液の働きで口腔内の免疫が上がり、虫歯や歯周病を予防につながります。脳神経を刺激しホルモンが分泌され、意欲向上や運動神経の発達も期待できるとも言われています。

よく噛むことで本来の人間の機能が発達していくのです。