食べる機能の発達は、いつから影響があるの?という疑問にお答えします!

実は、出産直後から機能の発達は始まっています。
人間は生まれた時から、お母さんの母乳を吸う原始反射があり、出産直後には哺乳がスムーズに行われます。
哺乳に必要な「吸う」この反射は、子どもの口唇がおっぱいにしっかりと密着し、哺乳のたびに繰り返される口唇の刺激で、徐々に消失していきます。
この反射がいつまでも残っていると、離乳食の時に口唇をうまく使うことができず、舌が前に出てきて、食べ物を押し出してしまうなどの口腔機能の発達不全を引き起こしてしまうのです。

お母さんが忙しい現代では、“ながら授乳”が増えています。
“ながら授乳”では、お子さんが正しい向き、正しい深さ、で乳首をくわえているのか確認が出来づらくなります。もし、乳首を浅くくわえているようであれば、必要な機能が獲得できていない可能性がでてきます。
上あごへ押し付けるようにしてお口の中を陰圧にし、母乳やミルクを吸うため、かなりの力で乳首が引っ張られます。この頃の発達で喉に送り込み、飲み込むというお口の基本の機能が身についているのです。
哺乳は栄養を獲ることだけが目的だけでななく、口腔機能の発達の為にも重要なのです。