パラシオン歯科医院 埼玉県 南越谷 川口市 北越谷 草加市 神明町 春日部市|小児歯科

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埼玉県越谷市宮本町5-39-1 パラシオン越谷102

小児歯科
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パラシオン歯科医院-お子様の治療に対する考え方

大人と子供の治療スタイルは異なります。
では、具体的にどのようなことをしているのか、どのような考えのもと診療にあたっているのかをご紹介します。

考え方1 まずは歯医者さんに慣れてもらってから

お子様が初めて来院される時は、緊急時以外はすぐに治療を始めることはしません。
じっくりお子様とお話し、「診療台に座る」「器具を触ってもらう」練習から始めます。
とにかく歯医者さんの雰囲気に慣れてもらうことが当院の基本方針です。

幼いころを思い出して欲しいのですが、歯医者さんに楽しみながら通った方はほとんどいないのではないでしょうか?

会話もほとんどせず、マスクで顔を隠した恐い大人にいきなり痛いことをされたら、どんな人でも「歯医者さん=恐いところ」というイメージが植え付けられてしまいます。ましてやお子さんは想像力が豊かなのでなおさらです。
幼い頃はご両親がいるので、しぶしぶお子様も来院してくれますが、親御さんの手を離れてしまったら、歯科医院に行くかどうかは本人次第です。歯医者にマイナスのイメージをもったままでは、耐えられない程の痛みを伴って初めて足を運ぶようになってしまいます。詳しくは歯のメンテナンスでご説明しますが、悪くなってから行くのではなく、悪くなる前に定期的に来院して頂くことで、一生ご自身の歯で会話や食事を楽しむこともできるようになるのです。

お子様が歯医者嫌いになるならないは、ある意味歯科医院の腕の見せ所とも言えます。
ぜひ大切なお子様を私達にお任せください!!

考え方2 お子様にもしっかり説明します

「子供に説明しても理解してもらえない」と考える歯科医師・スタッフも多いかと思います。しかし、当院ではお子様にもしっかり治療の説明などを実施しています。

院長である私も、初めは「多分理解してもらえないだろうな」と思いながら説明していた時期もありましたが、しっかり分りやすく説明すれば理解してくれるものです。

また、治療説明をする時には「嘘をつかない」というスタンスを徹底しています。
例えば、「少し痛いかもしれないけど頑張ってね」等ですね。決して「痛くないからね」とは言いません。
嘘をついてしまうとお子様からの「信頼」がなくなり、治療に協力してくれなくなるばかりか、最終的には「トラウマ」にもつながることもあります。

子供はどんどん成長します。初めは泣いたり嫌がったりしたとしても、こちらが嘘をつかず、正面から対等に接することで、徐々に理解してくれ、治療を受け入れてくれます。その成長をしっかり褒め、自信を持たせ、モチベーションを高めてあげることが大切だと私は考えます。

考え方3 親御さんも一緒に・・・・・

「親御さんも一緒に」には、2つの意味が込められています。

1つは、「お子様に治療に同席頂いても大丈夫」ということ。
そしてもう1つは「親御さんも一緒に学んで下さい」ということです。

よくこのような質問を受けることがあります。
「大人の歯が生えてくるから、子供の歯は虫歯になっても大丈夫ですよね?」

これは大きな間違いです。
乳歯には大きな2つの役割が与えられています。

1つは、次に生えてくる永久歯を適切な位置へ誘導する役割
生え換わる時期に乳歯がすでに虫歯でダメになっていた場合、永久歯を適切な位置へ誘導が出来なくなったり、永久歯自体が生えてこなくなる場合もあります。

2つ目は、乳歯は永久歯が生えてくるスペースを確保する役割も担っています。
虫歯で乳歯を抜いてしまった場合、その隙間を埋めるように、両隣の歯が寄ってきます。そうなると、永久歯が顔を出すスペースがなくなり、正しい方向に生えることができず、噛み合わせが悪くなる原因となります。

これ以外にもまだまだお子様の歯に対する間違った認識が存在しますし、お子様の歯を守るための最適な手段をご存じない方が多くいらっしゃいます。

お子さんが成長するまで、歯を守ることができるのは親御さんしかいません。
当院で一緒に楽しく学んでいきましょう!!

考え方4 ガチャガチャのご褒美!!

頑張ったお子さんにはご褒美としてガチャガチャをプレゼントしています。
これを楽しみに来院してくれているお子さんもいます(笑)。
「とにかく楽しく来院してもらう!!」。
これが当院の診療スタイルの基本です。

コラム-虫歯はあなたのお口からお子様に感染しています

虫歯は、風邪やインフルエンザのように人から人にうつる「感染症」だということをご存知ですか。生まれたばかりの赤ちゃんには虫歯の原因となる菌がいませんので、虫歯にはなりません。多くの場合、生後1歳7ヵ月~2歳7ヵ月の間に周囲の大人からのスキンシップを通して移るといわれています。

虫歯の原因となる菌への感染時期を遅らせることで、将来、虫歯の本数が少なくなるという報告データがあります。

つまり、お子さんへの虫歯菌の感染に注意を払うことで、一生、虫歯のない歯でいられる可能性が高くなるのです。

感染症である以上、対策が可能ですので、正しい知識でお子様を虫歯から守ってあげることがお子さんの将来を考えた際、非常に大切となります。

虫歯の原因菌から子供を守る3つの方法

では、どのようにすればお子様を虫歯菌の感染から守ることができるのでしょうか。
それをこれからお伝えします。

感染症対策には、次の3つの方法が効果的です。

感染源の除去(お母さんのお口の中を清潔に保つ)

前述しましたが、周囲の大人とのスキンシップを通してお子様は虫歯になります。
なかでも、お子様との接触時間が長いお母さんからお子様に虫歯菌が移るケースが最も多いと言われています。
虫歯から大切なお子様を守るためには、まずはお母さんのお口の中を清潔に保つことが大切といえます。

お口の中を清潔に保つためには、食後の歯磨き習慣に加え、歯科医院で行われている歯のクリーニングを定期的に受けられることをお勧めします。
歯のクリーニングを受けられることで、毎日の歯磨きだけでは落とすことができない汚れを除去することが可能となります。

詳しくは、こちらの歯のメンテナンスのページをご覧ください。

「感染経路の遮断(子供に虫歯菌が移るのを防ぐ)」

虫歯からお子様を守る2つ目の手段は、「感染経路の遮断」です。

育児に追われて歯のケアを怠りがちになると、お母さんの口腔内には大量の虫歯菌が増殖してしまいます。この時期に「お母さんが口をつけたスプーンで離乳食をあげる」ことや、「お母さんが小さく噛みちぎった食べ物を与える」、「お子様にキスをする」などすることで、虫歯菌がお子様に感染してしまいます。

極論を言えば、上記のようなスキンシップを一切行わなければ感染経路を遮断でき、お子様が虫歯になる可能性を抑えることができます。しかし、このようなスキンシップはお子様への愛情表現として非常に大切な行為です。

では、どうすればいいのか?

虫歯菌の感染経路はお母さんだけでなく、お父さんやおじいさん、おばあさんなども含まれます。家族全員でまずは虫歯をなくし、定期的に歯科医院でクリーニングすることをお勧めします。その上で、お子様とのスキンシップをいっぱい取ってあげてください。

「抵抗力の強化(虫歯菌から子供を守る工夫をする)」

虫歯の原因菌からお子様を守る最後の方法は「抵抗力の強化」です。

大人の場合、歯質が成長とともに丈夫になっているためすぐに虫歯が進行することはありません。しかし、子供は免疫力が低く、かつ、歯質もまだまだ弱いため、虫歯が一気に進行し、いわゆる「みそっ歯」と呼ばれる、黒くボロボロの歯になってしまうのです。

このようなことを防ぐため、歯科医院では抵抗力の強化として、次のことを行っています。

上記についてそれぞれご説明いたします。

TBI(歯磨き指導)

子供が歯磨き好きになるように指導します。

虫歯が多発する部位は、下記の3ヶ所です。
(Ⅰ)歯と歯の間
(Ⅱ)歯と歯茎の境目
(Ⅲ)歯の溝

TBI(歯磨き指導)では、(Ⅰ)と(Ⅱ)から発生する虫歯を防ぐための効果的なブラッシング法を楽しみながら指導していきます。

レーザーによる歯質強化

歯の表面にレーザーをあてると、再石灰化が促進して歯質が強化されます。よって虫歯菌の酸に抵抗しやすくなり、虫歯になりにくくなります。

シーラント

上記(Ⅲ)の歯の溝は複雑で、ブラッシングだけでは汚れを完全に取り除くことは出来ませんので、虫歯になってしまう事が多い部位です。
この溝をプラスチックで埋めることで汚れが溜まらないようにする虫歯予防法がシーランと填塞です。乳歯から永久歯に生え替わったタイミングで治療すると効果的です。
なお、使用するのは虫歯治療の際に詰め物として使う「レジン」という素材なのでご安心ください。

フッ化物応用

乳歯や生え替わったばかりの永久歯は非常に弱いのですが、フッ素を応用することで、大人の歯と同等の強度にすることができます。
フッ化物応用には、①フッ素塗布(歯科医院でフッ素を塗ってもらう)、②フッ素洗口(決められた濃度の溶液をつくり、うがいをする)、③フッ素イオン導入(下記に説明)があります。フッ素は歯に浸透しにくい物質です。そこで当院では、フッ素をより歯に浸透させることができるフッ素イオン導入器を導入し、これまでの「フッ素塗布」と比べ、歯への浸透率は約5倍となりました。また、イオン導入法は知覚過敏にもかなり効果があります。