鼻呼吸習慣の徹底!確認方法についてお話します(口腔機能発達不全症③)

口唇閉鎖は必須ですが、口唇力をトレーニングすることと同じくらい、舌筋力が重要とされます。舌筋力の低下は、「低位舌」と呼ばれ、舌先がいつも前歯の後ろ側にくっ付くポジションとなります。この低位舌は、下顎を下方に下げ、口が開いてしまう事に繋がっています。
それも口呼吸習慣を助長する事になるのです。

・常に口呼吸が癖になっていませんか?
・鼻呼吸はできていますか?

実は簡単に確かめられます!お口に水を含んで30秒ガラガラうがいをしてみましょう。
難しければ含んで、ブクブク30秒がんばってみましょう。
鼻腔の通気が悪かったり、常に口呼吸になっていると、この30秒うがいが難しくなっているはずです
鼻腔の通気も、口腔機能発達に大きなかかわりがあります。是非トライしてみてくださいね。
あ、うちのこ、、口呼吸かも、、気づきは大切です。ご相談ください。
まずは、口腔機能が備わっているか確認してみましょう!

食習慣の確認は、重要ポイント!(口腔機能発達不全症②)

しっかりと前歯で噛まなくてはならない、食形態への工夫は大切です。
ワイルドにガブっとかぶりつけますか?よくありがちなことは、「噛みにくそうだから、、」と、食べ易いように小さくカットする!飲み込みやすいように柔らかく調理する!などは禁物です。お口の機能はしっかり使うことで成長します。筋トレと同じですね。成長させてあげましょう!

もうひとつ、重要な事!
嚥下のとき、(飲み込む時) お水で流しこまない事。
皆さんご存じでしょうか?さざえさんの食卓には、食事と一緒にお茶は出ていません。
是非、注目してみてください。
舌やお口の周りの筋肉を正しく動かせなくなり、喉の周囲の筋肉も正しく動かせなくなります。
お茶、水分で流し込むように食事することが、噛む回数を少なくする要因であり、唾液産生力の向上にブレーキをかけてしまいます。
また噛む機能も発達しなくなってしまいます。小児期の身体つくりは、一生ものです。
サザエさんの食卓には食育の意味も含まれているのですね。

「口腔機能発達不全症」とはどういう状態?(口腔機能発達不全症①)

「口腔機能発達不全症」とは、生まれつき骨格や筋肉の発達に影響を与える病気がなく、「食べる機能」「話す機能」「その他の機能(呼吸を含む)」がうまくできてはいないが、日常生活の癖や習慣を変えたり、トレーニングをすることで改善が見込める状態、ということです。

より健全に成長し、健康で長生きするためにも、赤ちゃんや子どもの頃のお口の成長はとても大事です。
「口腔機能発達不全症」がある場合は、早期に気づき改善する必要があります。
実は、約5人に1人のこどもに「お口ポカン」、「いびき」の症状があると言われています。
 「口腔機能発達不全症」のサインかもしれません!

突然ですが、是非チェックしてみてください。
・いびきがある
・はぎしりをする
・おねしょが治らない
・指しゃぶりが治らない
・集中力がない
・鼻の通りが悪い
・ポカン口
・シセイが悪い
・寝相が悪い
・風邪をひきやすい
・アトピー
・アレルギー
・扁桃腺の腫れ
・クチャクチャ音がする
・食事の時に舌がでる
・硬いものが苦手
・飲み込みずらい
・言葉が聞き取りづらい

当てはまるお悩みはありましたか?
もしかしたら、お口の機能の問題かもしれません。是非ご相談くださいね。

医科と歯科の連携の重要性について(医科歯科連携)

近年では、がん等で外科手術や放射線療法、
化学療法を受ける前後に歯科での
口腔ケアを行なって口腔内の細菌を減らしておくことで、
合併症のリスクの減少や術後の回復を早め、
在院日数の短縮などにつながるといった
エビデンスに基づいた報告が増えています!

また糖尿病においては、
歯周病を治療することによって
糖尿病の血糖値をコントロール
しやすくなることがわかっています💡

医師と歯科医師が連携して
患者様の口腔機能の管理を実施することで、
術後の誤嚥性肺炎や感染症を予防したり、
治療の向上を目指すことができるようになり、
患者様にとって総合的な治療になるのです!!

虫歯や歯周病を予防し、
健康な口腔状態を維持するために、
お口の中を清潔に保つだけではなく、
食生活の改善や禁煙も重要な要素であり、
そのことは全身の健康維持にも繋がります😊✨

お口の中の健康を保つことが、
全身の健康を保つ第一歩ということになります。
全身のこと、お聞かせくださいね🍀
お薬をお飲みの方はお薬手帳を。
糖尿病の方は連携手帳をお忘れなくご提示ください。
お身体を守る大切な指標となります。