ウェアラブル筋電計

睡眠中の⻭ぎしり・食いしばりは『睡眠時ブラキシズム』と呼ばれ、⻭周病の悪化をはじめとする口腔内疾患のさまざまなリスクファクターになることが分かっています。
当院では睡眠時の⻭ぎしり検査ができる『ウェアラブル筋電計』を患者様に貸し出しておりますので、ご自宅で簡単に測定することが可能です。

ウェアラブル筋電計で『⻭ぎしり音』『起床時の顎の痛み』などの睡眠時ブラキシズムがデータ化され、これによって“どのタイミング” “どの程度の負荷” がかかっているか分かります。
測定したデータを元に、診断し治療方法を選択します。
貸し出しは1週間で、使い方は電極のシールを頬に付けて寝るだけです。返却は郵送になります。

睡眠時の⻭ぎしりなどを筋電計で把握することは、 患者様の⻭をお守りするた めに大変重要なデータになります。 当院ではできるだけ正確な診断をすることが大事だと考えております。興味の ある方はぜひご相談下さい。

スラープスワロー

スラープスワローは、正しい飲み込み方を覚えるトレーニング法です。
このトレーニングでは、舌を上につけて飲み込むことと、舌の脇を使って水を奥に集めることを訓練します。
正しい飲み込みができない方や、口唇の筋肉が弱い方、鼻呼吸がうまくできない方などに最適なトレーニング法です。

では、スラープスワローの正しい手順をご紹介します。
まず、ストローと水を入れたボトルスプレーを準備します。
舌先をスポットに置き、舌全体を上顎に吸い付けます。
奥⻭でストローを噛んだ状態で、口の横からスプレーで水を入れます。
水を吸い込んで飲みます。以上です。

また、鏡を見ながら行うとトレーニングしやすいでしょう。
普段口を開けっ放しにしている方や、お子様のお口の癖が気になる方などは、ぜひ当院までお気軽にご相談ください。

ポスチャー

ポスチャーは、 舌を常に上顎につけておく意識づけをするトレーニングです。
舌が上顎についていない方や、口をぽかんと開けていることが多い方、 普段食べこぼしが多い方などにおすすめのトレーニング法と言えます。

では、ポスチャーの正しい手順をご紹介します。 まず、ストローを準備します。 次に、舌先をスポットにつけ、ストローを噛んで軽く口を閉じます。 できるだけ舌の力で上顎に吸い付けるようにします。
この状態を 5〜30 分ほどキープします。
テレビを見たり読書をしたりなど、話をせず、できることをやりながら行うと良いでしょう。 初めは 5 分程度、慣れてきたら 10 分、15 分…と徐々に時間を延⻑して行います。

口呼吸を続けていると、⻭並びに悪影響を与える可能性があります。
お口の癖が気になる方は、ぜひ当院までお気軽にご相談ください。

ポッピング(舌を持ち上げる練習)について

ポッピングは、⾆を持ち上げる⼒をつけるトレーニング法です。
無意識で⼝を開けたままになっている⽅や、
⼝⾓が下がっている⽅、⾆の筋⾁が低下している⽅などにおすすめです。
このような⽅は、正しい⾆の位置を習得するためのポッピングを⾏いましょう。

それでは、ポッピングの正しい⼿順をご紹介します。
⾆先をスポットに置き、⾆全体を上顎に吸い付けます。
⾆の裏のひも(⾆⼩帯)を伸ばしながら⼝を⼤きく開けます。
上顎から⾆を勢いよく離し、ポンっと⾳を⽴てます。
⾆の先がスポットにあり、⾆全体がぴったりと上顎に吸い付けられていることが理想的です。
トレーニング法がよくわからない⽅や、⼝呼吸が気になる⽅などは、ぜひお気軽にご相談ください。

舌のポジション(スポットポジション)について

スポットポジションは、舌を正しい位置に導くトレーニング法です。
舌の筋肉が低下している方やいびきをかく癖がある方、口呼吸が習慣化している方などにおすすめです。
舌の位置は⻭並びに大きく関わっているので、 お口がまだ成⻑中のお子様にも良いでしょう。お子様は、早い時期から舌の癖を治しておくことが大切です。

では、スポットポジションの正しい手順をご紹介します。
まずは、鏡や棒などを使って感覚的に「スポット」を探します スポットは上顎裏⻭茎のヒダ中心部分にあります。 見つけたスポットに舌先をつけます。以上です。
鼻呼吸している時や物を飲み込むときなどに、常に舌先がスポットにあるように意識します。
舌の位置が安定しない方や、口呼吸が気になる方などは、ぜひお気軽にご相談くださいね。