大人の食育の重要性について

食物は「口」を通し「歯」で咀嚼する(噛む)ことによって、栄養を摂取できます。
歯が丈夫でなければしっかり噛むことはできません。私たちにとって食べることは楽しむこと。
命を支える上で大切なことでもあり、生涯にわたって続く、基本的な営みですから子供はもちろん大人になってからも「食育」は重要です。心身を健全に・豊かな人生を歩めるよう、「食物」と「食べ方」を通して、歯科医療からのサポートも必要と考えます。


食育とは、“生活の基礎作りにおいて基本的な食事を学ぶ教育“のことで、子どものうちから食
育を理解し実践することが大人の食育にも大きく影響します。幼い頃からの食育こそが ”一生
涯健やかに食べることができる身体の基礎づくりを育む“ ということにつながります。
それではなぜ、幼い頃から食育を身につけることが重要視されているのでしょうか。
それは、大人になってからだと間違った食生活や、食に対する考え方を改めることが難しい、ということが背景にあります。また、ご家庭でお子さんに食事を提供するのは大人の役割です。
食事を出す時間帯、安全な食材選び、調理方法、食卓マナー、食べ物を粗末にしないこと、食文化の教育、などの基本的な知識を、子どもを育てる親御さんが身につけていないとお子さんに教育することができないから大人の食育も大変重要です。