11月14日(月)は『世界糖尿病デー』です。カナダのバンティング博士がインスリンを発見したことで糖尿病治療に画期的な発見をしたことから、博士の誕生日である11/14を世界糖尿病デーとしています。
糖尿病と歯周病は有病者が多く、国民病とも言われる生活習慣病です。
実は糖尿病と歯周病は相互に深い関係にあり、糖尿病が歯周病に与える影響と、歯周病が糖尿病に与える影響のどちらに側面から見ても、糖尿病と歯周病は相互に関連する病気として注目されています。
歯周病は歯周病細菌による感染症で、毒素が生産され歯周組織を破壊していきます。さらに歯周病細菌や炎症性物質は血流にのって全身に運ばれて、インスリンのはたらきが悪くなり血糖コントロールの悪化につながります。
また糖尿病の方は、血流が悪くなり細菌に対する抵抗力の低下などの理由から、歯周病が悪化しやすくなり、歯周病は糖尿病の6番目の合併症としても認識されています。
糖尿病と診断されたことがある方は、歯科医院にて定期的な受診を推奨します。糖尿手帳をお持ちの方は、お忘れなくご提示くださいね。